マンハッタンに船上図書館が登場

Source: Refinery29 by Kelli Dunham

翻訳:永野亜由美 (Ayumi Nagano)

ニューヨークのマンハッタンに船上図書館「Floating Library」が登場しました。 クリエイターであるBeatrice Glow氏によると、この船上図書館プロジェクトの 魅力はデジタル・フリーであり、「作曲家のJohn Zorn氏が私に以前教えてくれ たことがあるんです。なんでニューヨークは文化が栄える街なのかって。それは ニューヨークがウォーキング・シティーであって、誰かがニューヨークの道端で 友人に出会ったら、なにかコラボレーション的な新しいモノやコトが始まる、と ね。スマホを見入っているだけでは何も始まりません。ちゃんと会って顔を見な がら話し合って、夢とかやりたいこと、悩み、希望などを話し合うことが大切な のです。」と述べています。

スマホなどの携帯端末を家に置いて気分転換で出かけようとしたいなら、マン ハッタンの西にある桟橋(Pier 25)につないであるLilacミュージアム汽船の船 上で、たくさんのイベントに参加したり、みんなと会話してみませんか。「有名 人やスターはいませんが、アイデアやクリエイティブな作品を披露している図書 館なのです。」とGlow氏は説明しています。船上図書館には、厳選された図書資 料のコレクションがあり、BYOBとして、自分で飲み物を船に持ち込んでメイン デッキで「静かな図書館環境」を楽しむことができます。さらに、Glow氏が影響 を受けた70人以上のアーティスト達がイベントやミニ展示会をコラボして1ヶ 月間限定のワークショップが行われる予定です。

Glow氏はファッションデザイナーの仕事から美容関係の企業を立ち上げようとし ていた、18ヶ月以上も前に船上図書館のアイデアを思いついたようです。「い つもと違った夢(起業、フリーランスデザイン、アート、それから恋愛)に自分 の時間を使って専念できるようになった。社会人としての生活が退屈だったので ナニカを求めていた。ロボットではなく、人間として新しい方向に向かって学べ るような場所を求めていた。」と、Glow氏は述べています。

The Franklin Furnace Fund(http://www.franklinfurnace.org/)という自称 「アバンギャルドのアートで世界平和」を掲げている団体は、ロボットではなく 人間が優先であるといった点でGlow氏に賛同し、彼女を応援しています。「アー ティスト、キュレーター(調査)、プロデューサー、パブリシスト(広報)と いった1人チームのプロジェクト」としてGlow氏は昨年過ごしたようです。

なぜGlow氏はこんなにマルチタスクをこなせるのかちょっとワケがあるからこ そ、成功できるのです:4ヶ国語を話すことができたり、ニューヨーク大学にて アジア/太平洋/アメリカに関する調査学の客員教授だったり、非営利団体 Hemispheric Institute of Performance and Politicsで芸術部門の研究者とし て在籍していたり、ペルーでアジア系人について調査していた時期もあったよう です。

船上図書館が4週間限定で開催するなかで、利用者が自分の心やジレンマをリ セットして瞑想の経験をしてほしい、そして利用者が仲間と出会って、コミュニ ティを作り上げたり、将来的な活動に向けて勢いをつけて、色々な人と関わるた めの場として船上図書館のプランが立ち上げました。

船上図書館は10月3日までの期間限定で登場しています。読書プログラムやイベ ントのスケジュールについてはWebサイト(http://www.floatinglibrary.org/) をご確認ください。参加無料ですが寄付して頂けると幸いです。